- 職歴およびTOEFLとGMATのスコアをベースにDream School 2校、Likely School 2校、Safety School 2校というのが一般的なのではないでしょうか。私はInternational Studentの割合が多いことを第一条件としました。また、英語圏(特にアメリカ)に留学したかったので、下記のポートフォリオとしました。
Dream: Stanford Sloan, Cambridge, INSEAD
Likely: Emory, USC
Safety: Hult, Thunderbird
* 院卒だとCornellやKelloggという選択肢もありますので、幅が広がります。
* また、私は職歴が10年未満だったためMIT Sloanは受験しませんでした。
- TOEFL, GMATのスコアメイキングに追われていると、学校の調査が後回しになりがちですが、7月頃から少しずつでも学校のweb siteを見て、各学校の特徴をつかんでおくことをお勧めします。私は9月のMBA Fairの直前に来日する学校について一気にweb siteで情報収集しましたが、もっと前から少しずつでも見ておくと、楽だったと感じました。
- AGOSのonline serviceも貴重な情報源です。序盤では1年制の学校のリストや過去のAGOS受講生の受験結果の情報が役に立ちました。また、中盤以降はMBAフェアなどの情報もAGOSのweb siteに記載されており、志望校が来日する際には足を運ぶようにしていました。同じような情報をInterfaceでもチェックできます。
- ご参考まで私の出願校と結果を以下にまとめました。
学校名 | 出願締切 | 出願日 | 面接招待 | 面接 | 合否通知日 | Remarks |
Stanford Sloan | 12/15 (1st) | 12/11 | 1/14 | Admission@電話1/17 | 1/21 | 進学 |
Emory | 12/9 (2nd) | 12/7 | 1/10 | Admission@東京1/25 | - | 1/21辞退 |
USC IBEAR | Rolling | 1/9 | 1/10 | Admission@東京1/27 | - | 1/21辞退 |
Cambridge | 3/2 (4th) | - | - | - | - | 出願せず* |
Hult | 2/5 (3rd) | - | - | - | - | 出願せず* |
* Cambridge, Hultについては、いつでも出願できる状態(online applicationでsubmitをクリックする直前)まで準備を進めておき、TOEFLの点数・他の出願校の進捗状況をにらみつつsubmitのタイミングを探っていました。結果的に出願せずに終わりましたが、上記5校の出願書類は正月休み中までに完成させていました。 |
2.Resume、Essay
- カウンセラーをつけるのが一般的です。江戸義塾、Interface、Adam Markus、Vince Ricci、Round Oneなど有名なカウンセラー・スクールはいくつかありますが、私は先輩の勧めもあり、江戸義塾を選びました。江戸義塾はEdというアメリカ人が一人で運営しています。各学校の特色に合わせてアドバイスをくれるので非常に助かります。(Edが"I like this essay."と言えば安心できる、と言われています)
- ただ、2011年は生徒をかかえすぎたのか、12月末のEssay対策ピーク時には添削に2日以上かかることもありました。
- Resumeは学歴・職歴等を1枚にまとめた履歴書です。諸先輩方のresumeを参考にしながら、Edと相談して作成しました。
- 紙に印刷する際には上質なコットン紙を使用すると良いと思います。(Southworth社のものが有名です。Internetあるいは銀座の伊東屋で入手できます。)
- EssayはApplication対策で最もエネルギーを割くパートです。最初の1校(Stanford)を仕上げるのに2ヶ月程度かかりました。各校、質問が異なりますので、まずは各校のweb siteを参照してください。Why MBA?やキャリアビジョンなどはある程度使い回しが出来ますが、それでも各校それぞれ切り口が異なりますので、きちんと質問に答えているかを考えながら調整が必要です。しっかり時間をかけて取り組むべきパートです。
- 【用紙の様式】
Resume, Essayをアメリカの学校に提出する際はWordの様式を以下の設定にしていました。(学校側が指定する場合(Emoryなど)もありますので、注意してください)
「レターサイズ※1、double space※2」
※1 Resumeの場合は上の余白を1 inch以上。Essayの場合は、余白は上下1 inch、左右1.25 inch。
※2 Wordのページ設定で「文字数と行数」タブの中にある「標準の文字数を使う」を選んだ後、Ctrl+aで文字全体を選び、Ctrl+2を押すとdouble spaceとなります。ちなみに、Ctrl+5を押すと1.5行spaceに、Ctrl+1を押すとsingle spaceになります。
3.推薦状
- 通常2通必要です。私は直属の上司と、ロンドンの取引先の方にお願いしました。(Stanford Sloanは3通必要だったため、3通目は担当役員の方にご依頼しました。)推薦状をお願いすると言っても、自分でドラフトして内容をご確認頂き、オンラインによる各校への提出も推薦者に代わって自分でやるのが日本では一般的と思います(学校側には当然内緒ですが)。学校によって微妙に求められる内容が異なりますのでかなり大変です。Edにも内容を見てもらいました。
- 推薦者に代わって自分で作成する場合は、文書の作成者名や最終更新者に気をつける必要があります。Wordで作成し、PDFへ変換することで文書の最終更新者名に自分の名前が残らないようになります。
4.その他(大学の成績証明書・卒業証明書、財務証明書)
- 大学の成績証明書・卒業証明書は厳封のものを求められますが、online applicationでは本紙スキャンしたPDFを送る必要があります。厳封のものは多めに取り寄せておき、厳封でないもの取り寄せて、自分の控えとして持っておくようにしましょう。
- 学校によっては出願のタイミングで財務証明書を求めるケースもありますので、online applicationには早めに登録し、必要書類を早いタイミングで把握しておく必要があります。(私はexcelに各校の必要書類などをまとめて管理していました)
5.Interview
- Edが対策してくれます。私は英語を話すことにあまり抵抗はありませんでしたが、StanfordのInterview招待から実施まで時間がなかったため、2日連続でMock InterviewをEdにやってもらい、あとは自分の頭を整理しました。Admissionに伝えたいポイントをまとめたペーパーを作りました。(A4で15枚程度)
- ResumeとEssayに記載した内容は簡潔に答えられるように準備しました。
- また、Stanfordは電話interviewだったので、上記ペーパーを机の上に並べていつでも見られるようにしました。Interviewの終わりにある質問タイムに聞く質問もまとめていたので、これは特に役に立ちました。(Admissionに”Good question!”と言わせることは重要です。)